アジサイ~七変化の花2009/07/05 21:29

日本が原産のガクアジサイ
梅雨まっただ中のこの季節。街を彩る主役はやっぱり「アジサイ」。
雨にしっとりとぬれたアジサイは、一際あざやかで、我々の目を楽しませてくれます。

そんなアジサイ、ご存じの方は多いと思いますが、「七変化の花」ともいわれています。
咲いているうちに、花の色が変わっていくことから、このように呼ばれていて、花言葉は「移り気」です。

アジサイの花の色は、土壌の酸性濃度によって変わると言われています。一般的に、土壌が酸性だと青く、アルカリ性だと赤くなります。
まるで、リトマス紙みたいですね。

そんなアジサイの原産国は日本です。
もともと、ガクアジサイと呼ばれる品種が日本に自生していました。小さい両性花と、まわりの大きな装飾花から成っています。
よく見かける、花が手毬状に咲いているアジサイは、ガクアジサイを品種改良したもので、セイヨウアジサイと呼ばれています。
つまり、ガクアジサイが「原種」といったところでしょうか。

色に関しても、日本の土壌は酸性濃度が高いため、もともとは青色だったそうです。

写真は、日本に自生していたガクアジサイです。
とある公園の水辺に咲いていたのですが、花の青色と葉の緑色があまりにも鮮やかだったので、写真を撮ってしまいました。

忙しい日々、ついつい素通りしてしまうアジサイですが、ちょっと足を止めてアジサイを見てみませんか。
健気に咲くアジサイを見ていると、ほんの少しでも心を休めることが出来ると思いますよ。

最近、カメが多いなぁ2009/07/05 22:22

芝離宮のカメ
カメ!
なんで、こんなにカメがいるんだ?

最近、公園や庭園の池を見ると、鯉と一緒にカメを見かけませんか?
しかも、よく見ていると、意外に数が多いような気がします。

ちょっと癒しを求めるのに最適なのが、池のある公園や有料の庭園。
今回のネタは、世界貿易センタービルのお膝元。浜松町駅の近くにある芝離宮庭園です。

大名屋敷の跡となる芝離宮庭園は、浜離宮庭園と比べるとこじんまりとしていて、比較的静かな庭園です。
園内は、池を中心とした日本庭園となっており、回遊式泉水庭園の特徴をよく表しています。

高層ビルに囲まれた庭園で、売店はありませんが、都会のオアシスといった感じで、ゆっくりとするには良い場所です。

そんな芝離宮に行き、中心的存在の池をのぞくと、おなじみの鯉が泳いでいました。水面には、優雅に泳ぐカルガモの姿もありました。そして、水面上に顔を出す石に目をやると、カメが甲羅干しをしていました。

えっ、カメ!

もちろん、カメがいること自体は、それほど不思議ではないのですが、その数に驚きました。
写真はほんの一握りです。池の周りを一回りしただけでも、何十匹ものカメを目撃しました。
繁殖しているのでしょうか?

見た感じ、危険なカメではなさそうなのですが、池の主要な住人となりつつあるようです。

なにはともあれ、のんびりするには良い場所です。

ドラクエ92009/07/18 01:15

どこか懐かしいドラクエ9
7月11日にドラゴンクエストの最新作「ドラゴンクエスト9」が発売されてから1週間。そろそろ解いた人も増え始めている頃だろう。

発売から4日で300万本を突破するなど、多くの人が心待ちにしていたことがうかがえる。

自分もしっかりと購入。それほど急ぐこともないので、ゆっくりと楽しんでいる。

さて、細かいことは言わないが、ドラクエ9をプレイすると、ルイーダの酒場や仲間の登録、ダーマ神殿で転職などといった言葉が出てくる。
気づいている人は多いだろう。そう、このシステムは、かつて社会現象にまでなった不朽の名作、ドラゴンクエスト3とそっくりなのである。

さらに、DSというハード性能から、プレイステーション系のゲームのように、派手な演出もなく、どこかシンプルな内容に仕上がっている。それが、なぜかとても懐かしくて良い。
多くの人がはまった、昔のRPGが帰ってきた、そんな感じを受けた。

そう! これだよ、これ! こういうゲームがほしかった!

プレイステーションの登場により、ゲーム機の性能は飛躍的に向上した。この性能を余すところなく発揮するために開発されたソフトは、そのグラフィックやサウンドの美しさで、多くの人を魅了した。

今はどうだろう。プレイステーション系のソフトは、どれを見ても、同じようなポリゴン画像が動いている。RPGのような長編ものでは、ムービーを多様することで、派手な演出をしている。

これがかえってマイナス要素になっているような気がする。派手な演出をすることで、プレイヤーから「感情移入」を奪ってしまったのではないだろうか。

これからのゲームは、「プレイ」から「見る」へ。

こんなキャッチフレーズが思いついてしまうほど、今のゲームは「映画化」しているような気がする。物語を進めるのはプレイヤーであるはずが、映画化されたRPGでは物語をプレイヤーが「見せられている」のである。これでは、ゲームを純粋に楽しむことは出来ないと、自分は思うのである。

そもそも、ドラクエがヒットした背景には、主人公キャラの扱いがあるのではないだろうか。
画面上でチョコマカと動く小さな主人公キャラは、プレイヤーの分身であり、プレイヤーそのものなのである。

そして、物語を作るのは主人公であるプレイヤーなのである。このコンセプトがうけたのではないだろうか。

ドラクエシリーズと覇を競っていたファイナルファンタジーシリーズ(旧スクウェアが発売)は、7からプレイステーション版となった。当時は、グラフィックやサウンドなど、驚くような内容に話題となった。

最初はそれでよかった。しかし、8・9と進むにつれ、次第に「映画化」していったような気がする。少なくとも、自分はそう思うようになり、次第に買わなくなってしまった(興味がなくなった)。

ドラゴンクエスト9をプレイして、まず思ったことは「懐かしさ」。DSというハードがかえって「往年のドラクエらしさ」を蘇らせてくれたのかもしれない。
もちろん、ムービーもあればポリゴン画像もある。でも、どこか懐かしい、そんな気がするのが、今回の新作、ドラゴンクエスト9ではないだろうか。

3連休は、ドラクエ9が中心になりそうだ。