東京の桜は終わり・・・2009/04/13 01:27

最後の力を振り絞って(雑司ヶ谷:法明寺)
暖かな春の陽気に誘われて、カメラを片手に出かけました。

3月21日に開花した、東京の今年の桜も、ほとんどが散ってしまい、終わりを向かえていました。
ところどころ、最後の力を振り絞って咲く花。来年も同じように咲いてほしいと願いながら、カメラを向けました。

つい1週間前には、あちこちにある桜が満開で、ソメイヨシノの淡いピンク色を筆頭に、赤やピンク色で、殺風景な街を華やかに飾っていました。そんな桜が散ると、なんとなく寂しい気がします。

また来年会おう。きっと見に来るからね。

健気に咲く残りの花に、そんな声をかけたくなりました。

桜が散ると、いよいよ本格的な春。いろいろな花が咲き、新緑が鮮やかな、賑やかな季節の到来です。

イチョウも新緑2009/04/13 01:46

生まれて間もない小さなイチョウの葉
散りゆく桜を見ながら、雑司ヶ谷の街を歩きました。
たどりついたところは鬼子母神。境内には樹齢600年という、大イチョウがどっしりと構えています。

実際に見ると圧倒されるほどの大きさ。600年も、この地に根をはって生き続けていると思うと、人間なんてちっぽけなものです。

そんな大イチョウが「おられる」鬼子母神には、他にもイチョウの木があります。近くのイチョウを見ると、小さいながらも、あのイチョウの独特の形をした葉が付いていました。

イチョウも新緑を向かえ、いよいよ新しい「春」が本格的にスタートしたのですね。桜に変わって街を賑わしてくれるのが、こうした新緑かもしれませんね。

春の日差しを受け、まだ小さい葉ですが、しっかりと黄緑色に輝いているイチョウ。なんか、おもしろくて、どこかかわいらしかったので、カメラを向けました。

晩秋から初冬の、鮮やかな黄色のイチョウも良いですが、新緑の黄緑色のイチョウも捨てがたいものです。

このイチョウ。街路樹でもおなじみな木なので、あちこちで見ることができますが、葉はすぐに成長してしまいます。きっと、明日は一回り大きくなっていることでしょう。

あの、独特の形となりはじめた小さなイチョウの葉。見られるのは、満開の桜を見られる期間よりも短いかもしれませんよ。

なにはともあれ、良い季節です。