満開の桜2009/04/05 22:18

満開の桜
2009年の桜も、満開になりました。
開花してから満開まで、東京で12日もかかったようですが、待ちに待った満開です。

最初に開花した花と、ここ数日で開花した花との差が2週間近くもあったためか、満開の中に一足早く散り始めている木があれば、8割程度の木もありました。

8分咲き、満開、散り始めが同居する今年の桜。最後まで楽しませてくれそうな予感がします。

昨日の雨と風で散ってしまわないか心配でしたが、今日は最高な状態でした。

毎年、この時期になると思うことは、桜の下にいると、本当に心が和みます。
多くの人が、桜の写真をとったり、観賞したり、思い思いの楽しみ方をしているところを見ると、やっぱり日本人の心の花なんだなぁ、と思います。

写真は、小金井公園の満開の桜です。

東京の桜は終わり・・・2009/04/13 01:27

最後の力を振り絞って(雑司ヶ谷:法明寺)
暖かな春の陽気に誘われて、カメラを片手に出かけました。

3月21日に開花した、東京の今年の桜も、ほとんどが散ってしまい、終わりを向かえていました。
ところどころ、最後の力を振り絞って咲く花。来年も同じように咲いてほしいと願いながら、カメラを向けました。

つい1週間前には、あちこちにある桜が満開で、ソメイヨシノの淡いピンク色を筆頭に、赤やピンク色で、殺風景な街を華やかに飾っていました。そんな桜が散ると、なんとなく寂しい気がします。

また来年会おう。きっと見に来るからね。

健気に咲く残りの花に、そんな声をかけたくなりました。

桜が散ると、いよいよ本格的な春。いろいろな花が咲き、新緑が鮮やかな、賑やかな季節の到来です。

イチョウも新緑2009/04/13 01:46

生まれて間もない小さなイチョウの葉
散りゆく桜を見ながら、雑司ヶ谷の街を歩きました。
たどりついたところは鬼子母神。境内には樹齢600年という、大イチョウがどっしりと構えています。

実際に見ると圧倒されるほどの大きさ。600年も、この地に根をはって生き続けていると思うと、人間なんてちっぽけなものです。

そんな大イチョウが「おられる」鬼子母神には、他にもイチョウの木があります。近くのイチョウを見ると、小さいながらも、あのイチョウの独特の形をした葉が付いていました。

イチョウも新緑を向かえ、いよいよ新しい「春」が本格的にスタートしたのですね。桜に変わって街を賑わしてくれるのが、こうした新緑かもしれませんね。

春の日差しを受け、まだ小さい葉ですが、しっかりと黄緑色に輝いているイチョウ。なんか、おもしろくて、どこかかわいらしかったので、カメラを向けました。

晩秋から初冬の、鮮やかな黄色のイチョウも良いですが、新緑の黄緑色のイチョウも捨てがたいものです。

このイチョウ。街路樹でもおなじみな木なので、あちこちで見ることができますが、葉はすぐに成長してしまいます。きっと、明日は一回り大きくなっていることでしょう。

あの、独特の形となりはじめた小さなイチョウの葉。見られるのは、満開の桜を見られる期間よりも短いかもしれませんよ。

なにはともあれ、良い季節です。

小さな公園に咲く八重桜2009/04/20 01:43

八重桜(代々木上原近くの小さな公園)
多くの人の心を和ませた今年の桜。ソメイヨシノが散り、すっかり葉桜になると、今年の桜も終わったなぁと感じます。

暖かな陽気に誘われて、ぶらぶらと散歩をしていると、小さな公園にたくさんの花を付けた木がありました。牡丹のようにたくさんの花びらのついた花。八重桜です。

そういえば、八重桜って4月中旬頃に咲くんだったよな・・・。

ソメイヨシノを初めとする、いわゆる「桜」とは、花の大きさも花びらの数も違い、どちらかというと牡丹のような花は、木いっぱいに咲いていました。

木によってはそろそろ終わり。そんな状態なのかもしれませんが、この公園の八重桜は今が見頃。満開でした。

たくさんの花びらがついた八重桜は、花も大きく、青空をバックに鮮やかな色合いで、自分の目に飛び込んできました。「撮ってよ!」といわんばかりに。

撮ってあげるよ。

おもわず、カメラのシャッターを切りました。
新緑がまぶしいこの季節。桜はまだ終わっていませんでした。あと少し、桜を楽しめそうです。

春。ちょっと目を向けると、そこには様々な花が咲き、鮮やかな新緑も手伝って、1年で最も過ごしやすい季節をむかえています。

今日の一枚2009/04/26 21:39

ツツジの咲く横を過ぎ去る7500形
都電とツツジ

昨日とはがらりとかわり、ぽかぽか陽気の今日。暖かな春の日差しに誘われて、このところ散策にはお気に入りの雑司ヶ谷へ行って来ました。

もともとは、都電の電停があるのみであった鬼子母神界隈。東京メトロ副都心線が開通してからは、渋谷・新宿・池袋からも行きやすい場所となりました。

副都心線の深いホームから、エスカレーターを乗り継いで地上に出ると、目の前を都電が走っています。
東京で唯一残った都電、荒川線です。小さな電車が春の日差しを浴びて、右に左に走っていました。

副都心線雑司ヶ谷駅の近くには、千歳橋と呼ばれる橋があります。川に掛かる橋ではなく、都電と明治通りに掛かる橋ですが、この辺りから学習院下の電停付近までのわずかな間、都電は明治通りと併走します。

都電の軌道と歩道の間には、ツツジなどの低木が、歩道と車道の間には、街路樹のイチョウと植え込みにツツジが植わっています。
これらの木々が、わずかな間を自然豊かにしています。

新緑の鮮やかな黄緑色と、赤くこれまた鮮やかなツツジが、太陽の光を浴びて輝いている中を、都電はゆっくりと三ノ輪橋へ向けて、坂を上って行きました。