都内に残る洋館・・・ここはどこ?2009/05/02 21:43

都内に残る洋館
緑に囲まれたこの建物。都内に残る洋館です。
どこの洋館でしょうか?

渋谷から井の頭線で2駅。駒場東大の近くにある「駒場公園」の洋館です。この洋館、旧前田侯爵邸だそうです。前田家といえば、あの加賀100万石の前田家です。

この洋館、無料で館内に入ることができ、その豪勢な作りや規模に圧倒されるのですが、なによりもすばらしいのは、洋館の建つ環境です。

駅から少し離れているし、閑静な住宅街の中にあるため、公園内は比較的静かで、車の音が聞こえてこないほどです。
まさに、住民の憩いの場所といった感じで、洋館の軒先にあるベンチや公園内のベンチに座って、さわやかな5月の風を浴びながら、読書をすると、ここが目黒区とは思えません。

スケッチをする人、写真を撮る人、くつろぐ人、洋館を見る人、この公園を訪れている人は、皆、思い思いの時間を過ごしていました。

東洋一の湧水2009/05/04 01:05

柿田川公園 第一展望台からの湧き間
今日のネタは湧水。
静岡県三島市の隣、清水町には、富士山の湧水としては、最も湧水量の多い、柿田川(全長1.2Kmの一級河川)があります。

三島市付近の土壌は、富士山の溶岩が体積した上に市街地があるため、富士山に降った雨や雪は、長い年月をかけて、溶岩の中を地下水として流れ、湧水として地上に出てきます。その、湧水の1つが柿田川です。

柿田川周辺は公園となっており、湧水地点(湧き間といいます)の2箇所には、展望台が設けられています。

第一展望台は、まさに柿田川の源流。国道1号線の真下から湧き出します。第二展望台は、かつて製紙工場があり、井戸として使用された筒があります。その中から湧き出しています。

写真は、第一展望台から見た湧き間です。
左側に、グレーと青みがかった場所があります。ここから水が湧き出しています。グレーの部分は砂で、湧水により砂が巻き上げられているのが見られます。
青みがかったところは、やや深いために青く見えています。

このような湧き間が、第一展望台周辺にいくつも見られます。

そして、なによりも驚くのは、水の透明度。ものすごく透明です。
写真では、その透明さはなかなか伝わらないので、興味のある方は、実際に見に行かれると良いと思います。

次は第二展望台からの湧き間を紹介します。

東洋一の湧水 その22009/05/04 01:19

柿田川公園 第二展望台からの湧き間
柿田川湧水、その2です。
第二展望台からの眺めです。

一見すると、筒の上部は外に出ているように見えますが、筒は水中にあるのです。そして、左側に見える緑色の草。これは水草で水中に生えています。

さて、その昔、柿田川には、湧水を利用した製紙工場がありました。第二展望台の湧き間は、製紙工場の井戸跡です。筒状になっているのは、ここがかつての井戸であった証拠です。

この湧き間、肉眼で見ると、その青さに驚きます。不純物の少ない透明な水は、深さを増すと青色以外の光りを遮ってしまいます。このため、青く見えるのですが、青色が濃いほど深いということになります。

この井戸、見た感じ、深さは3メートル程度に見えるのですが、実際には5メートル以上あるそうです。あまりにも水が透明なので、それほど深さを感じません。
そして、底を見ると、絶え間なく砂を巻き上げて水が湧いているのがわかります。

湧き間は、川沿いに何カ所もあり、1日の湧水量は1,000,000トンにも達し、水温は年間を通じて15度程度とのことです。

富士山に降った雨や雪解け水が、長い年月(約10年だそうです)をかけて湧水となって出てくる。壮大な自然のドラマです。
悠久の時を経て姿を現した水は、10年前に富士山に降った雨や雪なのです。

東京で、飲料水を得るためには、ダムに水を溜め、川から取水して浄水場で浄化しなければなりません。この作業を富士山はすべて行ってしまうのです。

あらためて、自然のすばらしさ、富士山の偉大さを感じました。

草の中からこんにちは2009/05/05 01:25

草の中からひょっこり現れたカルガモ
連休も半ばをむかえた「みどりの日」の今日、緑一色の中に行ってきました。
調布市、小金井市、三鷹市の3市にまたがり、自然豊かな「野川公園」です。

この公園の北側には、一面緑に覆われた河川敷と水の綺麗な野川が流れ、野川にそうように国分寺崖線があります。

国分寺崖線とは、昔、多摩川が武蔵野台地を削って出来た河岸段丘のことを指します。この国分寺崖線の麓では、湧水が見られ、野川はこうした湧水を集めて悠々と流れています。

野川と国分寺崖線の間には、「自然観察園」があります。崖下に広がる自然豊かな場所で、園内のところどころで湧水による池や小さな流れを見ることができます。

今の時期は、新緑がまぶしいくらいに、緑一色になっていて、さわやかな風と木漏れ日の中を散策するのは、とても気持ちが良く、心が和みます。

そんな園内で自然を満喫しながら歩いていると、草むらから「ガサガサ」という音が・・・。

 なんだろう? イノシシかな?

いくら自然が豊かとはいえ、山じゃないし、いくらなんでも、国分寺崖線にイノシシはいないだろう。となると・・・。

 ネコ? それとも鳥?

あきらかに地面を歩く音だったし、野川周辺でネコは目撃していないので、やっぱり鳩かもしれない・・・。とはいえ、鳩の姿も見ていない・・・。

「ガサガサ」という音は、その後もひっきりなしに続いていたので、しばらく様子を見ることにしました。

音は次第に近づいてきました。そして・・・。
ひょっこり顔をだしたのは、カルガモでした。

カルガモといえば、水上にいることが多いので、カルガモ=水の上と、勝手に思いこんでいました。
そういえば、三井物産の池から皇居まで、親子のカモが車道を堂々と横切って引っ越しする姿が、一時わだいになったっけ・・・。

こちらに気づいたカルガモは、特に動じることもなく、自分のそばによってきました。まるで「こんにちは」と言っているかのように。
しばらくすると、カルガモは再び草の中に消えていきました。

おもわぬ出会いに、おもわずシャッターを切ったのが、添付した写真です。

ねずみが現れた・・・2009/05/07 01:08

今日は写真はありません。
相手はネズミです。

うちには、数年前より居座り続けている住人がいます。
ネズミのチュウ太です。
なかなかずばしっこくて、人前には現れてくれません。人見知りするようです。
でも、時には鉢合わせをすることがあります。そんな時は決まって、チュウ太は暗闇に逃げ込みます。
しかし、今までは夜中、みんなが寝静まった頃に出ていましたが、今日は堂々と、みんなが起きている時間に現れました。
こそこそしているけれど、本人はこの家の住人と、自覚しているのでしょう。

と、のんきに書きましたが、困ったものです。
最近は、ずいぶんと堂々としていて、まだ、人間が活動している時間帯に現れるようになりました。
どうしたら捕まえられるものなのか・・・。苦悩は続きます。

GWに入ってから、石鹸をかじられました。石鹸ですよ。あれって食い物じゃないし・・・。

それにしても、ここまで、人の行動をかいくぐるクマネズミ。逆に興味がわいてきて、飼ってみたくなってきました。
犬や猫のように、愛想ふりまいて餌をねだってくれればなぁ、いっそのこと飼ってしまうのだけれど・・・。

よーく見ると、目がくりくりしていてかわいい顔しているんですけどね・・・。

今年も、暖かくなり、ネズミとの根比べが始まりました。さてさて、どうなることやら。