GARNET CROW の楽曲で再発見! 90年代へ回帰中2022/02/11 11:08

人は、不思議と新しいものばかりに囲まれると、急に古いものに回帰することがある。

デジタル音源ばかり聴いていると、アナログレコードの音が聴きたくなったり、最近のゲームをプレイしていると、ファミコンやスーファミ時代のゲームがプレイしたくなったり、デジタル画像のアニメばかり見ていると、セルが時代のアニメが見たくなったり。
楽曲もその1つ。急に古い頃の曲が聴きたくなるときがある。

1990年代は、80年代のアイドル全盛期からバンドの時代に移行した時。様々なバンドが登場し、個性あふれる楽曲が多く存在した。プリンセスプリンセスやREBECCA、BARBEE BOY'Sなどは、まさにこの年代に登場したバンドで、一部の曲は今も歌い継がれれている。

そんな90年代にGARNET CROWというバンドが登場した。男女2人ずつの4人組みバンドで、名探偵コナンの主題歌としてよく選曲されていたので、名前を聞いたことがある人も多いのではなかろうか。
夏の幻、夢見ああとで、涙のイエスタディーなど、実に11曲の楽曲が提供されていた。

さて、現在はYouTubeというとても便利なツールが存在しており、過去の映像や楽曲を聴くことが出来る。新型コロナの影響で家にいることが多くなったこともあり、最近ではよく YouTubeを視聴している。

そんなYouTubeで最近はまっているのがGARNET CROWである。何気なくYouTubeを見ていたら「涙のイエスタディー」がヒットした。当時のPV映像のようだが、あまりの懐かしさに聞き入ってしまった。それからというもの、YouTubeでGARNET CROWの楽曲をよく聴くようになった。
そう、この2020年代になって1990年代に回帰したのである。

そして最近、GARNET CROWの楽曲で知らなかったものを発見した。当時、聴いた覚えがないのでスルーしていたのであろう曲で、タイトルは「Over Drive」。
この曲も名探偵コナンとのタイアップ曲なのだが、唯一テレビアニメではなく映画に使用された曲なのである。名探偵コナン劇場版「天空の難破船」の主題歌として使用されたこの曲を聴いたとき、衝撃が走った。

なんて素晴らしい曲なんだろうか。

そして、YouTubeで出会った映像は「Over Drive」のPV映像のようで、これがとても素敵なのである。当時としてもかなり話題になったPVで、曲と映像がマッチしている。正直いって、この映像に出会ったことで、GARNET CROW熱が再燃したようなものである。

PVは、白をメインとした空間で歌っており、背後には白い雲と青い空の映像や、とある国の古い町を上空から写した映像が流れる。曲はスローテンポでスタートし、一小節が終わるとアップテンポになる。ボーカルの中村由利の特徴ある歌声、さわやかて壮大な曲調、そして映像の3つが見事に一致していて、一度見ると忘れられなくなる、そんなPVである。

それにしても、こんな良い曲があったとは。映画を見ていないので、まったくノーマークであった。
繰り返し聴いているうちに、手元にほしくなってしまうのが人間の欲望。なんとか手に入れたいと思うようになった。が、当時のCDが売っているわけでもなく、かといってPVから曲のみ抽出するのは手間がかかる。さてどうしたものか。

今の時代は便利になった。ダウンロード販売という手がるのだ。早速購入した。
本当はCDという原本を持っていたかったのだが、それは叶わぬことであり仕方がない。それでも、手元に楽曲があり、いつでも聴けることに満足した。

次に気になってくるのは、映画「天空の難破船」。調べたところ、怪盗キットシリーズのようで、おもしろそうである。なんとか手に入れて視聴したいと、日々画策している。

そんなわけで、GARNET CROWをはじめ90年代の曲に回帰しているのであるが、やはり名曲はいつの時代も廃れない。それが率直な感想である。

この先もしばらく家にいることが多いだろうから、自分が最も音楽を聴いていた80年代~90年代の楽曲で楽しむ日々が続きそうである。