深大寺そば2021/04/11 18:59

穏やかな春の日差しが注いだ日曜日。
おいしい蕎麦が食べたくて深大寺まで行ってきた。
自粛の日々が続くも、お店は開いているので、ソーシャルディスタンスを守りながら、蕎麦を食べてきた。

調布駅からバスで10分ほど。
深大寺周辺は、武蔵野の面影の残る雑木林になっていて、桜は散ってしまったものの、新緑がとても鮮やかであった。

深大寺の隣りには神代植物公園があるが、臨時休業をしていた。このためなのか、人の出はそれほど多い感じはせず、恐らくいつもと変わらない程度だと思う。

深大寺周辺には散策路もあり、鮮やかな新緑の元、のんびり歩くのはとても気持ちがよかった。本来ならマスクを外して新鮮な空気を吸いたいところだが、今は我慢。

深大寺の門前には、たくさんのお蕎麦屋さんが軒を連ねている。その中で、今日は「嶋田家さん」で蕎麦をいただいた。
店内は満席であったが、家族連れが多く、おいしい蕎麦を楽しそうに食べていた。
ざるそばにするつもりであったが、せっかくなのでちょっとリッチに天ざるを注文した。

しばらくして運ばれてきた天ざる、その器がとてもよかった。
写真が天ざるの器。旅館や居酒屋などで刺身を盛る際に見かける舟の形をした器。これに天ぷらとざるそばが入っていたのである。

これはおもしろい。初めて見る天ざるの姿に、思わず写真を撮ってしまった。味はというと、とてもおいしい。
天ぷらはサクサクとした食感が良く、さっぱりとした味わいである。蕎麦はやや平たい麺で、適度なこしがあってするすると喉を通っていく。そしてつけ汁。これがまたおいしい。天ぷらのつけ汁も兼ねているため、量が多いのでちょっと得した気分。最後はそば湯を入れて味わいながら飲み干した。

おいしい蕎麦を食べて、新緑の爽やかな春を感じることができて、今日はとても満足であった。