どこにでもある花だけど・・・2010/06/06 18:29

意外に可憐などくだみの花
強い日差しが照りつける初夏の今日。
地元をのんびりと散歩してみました。

いつもは、何気なく歩く道も、今日はのんびりと、周囲を見ながら歩きます。きっと、発見があるかもしれません。

車の行き交う大通り。ビルや家が建ち並ぶ通りを、いつもは足早に歩いていますが、今日はじっくりと。すると、白い小さな花がいっぱい咲いていました。

何の花だろう・・・。

じっくり見てみると、どくだみの花でした。

どくだみといえば、家の裏や街路樹の下など、日の当たる湿った場所に群生する雑草、といったイメージがあります。名前からも、毒々しさを感じますが、実は、こんなに可憐な花を咲かせるんですね。

しかも、葉を見ると、ハート型をしていて、案外かわいらしい草です。

どくだみは、名前とは裏腹に、漢方では十薬と呼ばれるように、十種類の効果を持つ「薬草」です。薬局などにいくと、どくだみ茶として売られています。

どくだみの詳細については、ここでは紹介しませんので、調べてみてください。

春の桜、ツツジ、そして、これからはあじさい。街を彩る花々ですが、どくだみの花もその一つなのかもしれません。

真っ白い小さな花は、他の花とともに、見事に街を飾っていました。

季節は初夏。まだまだ、街には花があふれています。

歩くと発見が・・・。すずめのお宿はコンクリ壁。2010/06/06 18:45

すずめのお宿
歩くと、いろいろな発見があるものです。

起伏の多い東京。歩いていると、あちこちに坂やら崖やら、いわゆる「段差」に出会います。

坂道沿いには、コンクリートの壁や石垣の壁をよく見かけます。これは、坂の途中に家をたてる際に生じる段差です。

とある坂。ここにもコンクリートの壁がありました。家を建てる際に生じた段差です。玄関が坂の上側に出来ているため、こうした壁が出来ます。

さて、この壁には、水抜き用にいくつもの小さな穴が空いています。この穴を見事に利用した生き物がいました。

歩いていると、頭上にある電線から「チュンチュン」とすずめの鳴き声。まあ、よくあることです。特に気にせずにいると、なんと、電線から華麗なダイブ。そして、水抜き用の穴に足をかけて止まったではありませんか。

おお、なんと華麗なる飛行!

すずめは、穴をのぞくようにして、少々停止しています。
まさか、そこに巣があるのでは?

次の瞬間。すずめは穴の中に入っていきました。

なんと、水抜き用の穴をすみかとしているようです。
これは驚き!

近年、住みかとなる森や林が減少し、すずめの数も減っているそうです。確かに、緑の少ない都会では、野鳥も住みにくくなってきているのかもしれません。

しかし、すずめは、しっかりと都会に順応していて、木に変わる新たな住みかを開拓していたのです。

水抜き用の穴は小さいため、すずめのような小鳥なら入れても、鳩やカラスの大きさになると、くちばしをつっこむくらいしかできません。

つまり、外敵からおそわれる心配のない、安全な場所なのです。

すずめ君、お見事!

思わず、手をたたきたくなるような場面でした。

それにしても、たくましいですね。


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散歩情報を載せています。よろしければご覧ください。
http://www.asahi-net.or.jp/%7Eyx6o-ontk/the_info/the_sanpo/